店 名 の 由 来

文明18年（1486年）、今から520有余年前に、高僧道興が全国を廻遊しての道中記『廻国雑記』に見る『焼かぬより藻汐の煙名にぞ立つ船に樵り積む芝の浦人』と、芝浦の風情を詠んだ一首があります。昔はこの地を「芝の浦」と称し、誠に居心地の良い土地であったようです。広重の江戸百景、明治・大正の東京百景、新東京百景、と芝浦は常に昔から風光明媚な土地柄として名を連ねています。その古き良き時代の芝浦を忘れることなく、末永く語り伝えられることを願って、この芝浦を詠った一首より『芝の浦』をいただき店名としました。 店主敬白